今日の日記
2002年1月30日うる星やつらのラムが好きだ。
しかし後期のラムは妙にこじんまりとかわいらしくなってしまい、あまり魅力的ではない。
平均的に可愛い娘になってしまっている。
それはそれで結構なことだと思うし大衆受けを考えるのも商売として否定されるものでもない。受け手として見やすいということも重要なファクターではある。
しかし、初期の頃の、トゲトゲしさ毒毒しさをたっぷりと含んだラムもじゅうぶんに(というかむしろ俺にはそちらのほうが)魅力的だったと思うのだ。
いつ弾け飛んでしまうやらわからない危険な怪しさを、初期のラムは持っている。
しかしその方向のままでは連載作品としては短命に終わってしまった可能性もあり、難しいところではある。
大方のキャラクタが出揃ったあたりからラムの印象は柔らかくなり始めたようで、文字通り薄められてしまったという感がある。
思い切り端的な言い方をすれば、あたるの本棚に筒井康隆が並んでいた頃のラムが一番好きだ。
権利の問題とかなんやらあったのかもしれぬが、いつからかあたるの本棚には少年サンデー以外見えなくなってしまった。ま、それはいい。
それでも後期のほうでもラムの抑圧された(?)性格はところどころに顔を覗かせていて、一例としては、ランの
「お前そのガチャガチャした性格なんとかならんのかいっ!!」
というセリフなど、恐らくは高橋氏本人の本音などが垣間見えて興味深い。
高橋氏も当初はラムとあたるを恋仲にすることなど考えてはいなかったようで、最初のラムの話が終わった次の回ではあっさりラムを捨てて悪魔なる別のキャラを出してメインにすえている。多分このように毎回個性的なキャラクタを次々と登場させることが当初のこの作品の方向の目論見だったのではないか。
ラムは、主人公あたるを引き立たせるための味の濃い付け合せというポジションにいたのだ。少なくとも最初は。
編集の意向だったことはじゅうぶんに考えられるが、悪魔の次の回で強引とも呼べるやりかたでラムは呼び戻され、そのままほとんど主人公のような位置に居座ってしまった。
ラムがいなかったらこの話はどうなっていったのだろう、と考えることも面白いと思うのだが、高橋氏の考えはどうだったのだろう。
あたるとしのぶが様々な邪魔者に圧迫されつつも不器用に紡がれるラブストーリが、綿々と語られていくはずだったのだろうか。
関係ないが、筒井康隆のとある短編にはしのぶという魅力的な女性が登場する。いまのところあたるという名の男は見当たらないが。
しかし後期のラムは妙にこじんまりとかわいらしくなってしまい、あまり魅力的ではない。
平均的に可愛い娘になってしまっている。
それはそれで結構なことだと思うし大衆受けを考えるのも商売として否定されるものでもない。受け手として見やすいということも重要なファクターではある。
しかし、初期の頃の、トゲトゲしさ毒毒しさをたっぷりと含んだラムもじゅうぶんに(というかむしろ俺にはそちらのほうが)魅力的だったと思うのだ。
いつ弾け飛んでしまうやらわからない危険な怪しさを、初期のラムは持っている。
しかしその方向のままでは連載作品としては短命に終わってしまった可能性もあり、難しいところではある。
大方のキャラクタが出揃ったあたりからラムの印象は柔らかくなり始めたようで、文字通り薄められてしまったという感がある。
思い切り端的な言い方をすれば、あたるの本棚に筒井康隆が並んでいた頃のラムが一番好きだ。
権利の問題とかなんやらあったのかもしれぬが、いつからかあたるの本棚には少年サンデー以外見えなくなってしまった。ま、それはいい。
それでも後期のほうでもラムの抑圧された(?)性格はところどころに顔を覗かせていて、一例としては、ランの
「お前そのガチャガチャした性格なんとかならんのかいっ!!」
というセリフなど、恐らくは高橋氏本人の本音などが垣間見えて興味深い。
高橋氏も当初はラムとあたるを恋仲にすることなど考えてはいなかったようで、最初のラムの話が終わった次の回ではあっさりラムを捨てて悪魔なる別のキャラを出してメインにすえている。多分このように毎回個性的なキャラクタを次々と登場させることが当初のこの作品の方向の目論見だったのではないか。
ラムは、主人公あたるを引き立たせるための味の濃い付け合せというポジションにいたのだ。少なくとも最初は。
編集の意向だったことはじゅうぶんに考えられるが、悪魔の次の回で強引とも呼べるやりかたでラムは呼び戻され、そのままほとんど主人公のような位置に居座ってしまった。
ラムがいなかったらこの話はどうなっていったのだろう、と考えることも面白いと思うのだが、高橋氏の考えはどうだったのだろう。
あたるとしのぶが様々な邪魔者に圧迫されつつも不器用に紡がれるラブストーリが、綿々と語られていくはずだったのだろうか。
関係ないが、筒井康隆のとある短編にはしのぶという魅力的な女性が登場する。いまのところあたるという名の男は見当たらないが。
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